店長Linda の独り言 1

ニーハオこんにちは。店長のLindaです。

 

私がこのお店を受け継いでからかれこれ13年ぐらいになります。

本当にたくさんのお客様に可愛がっていただき、なんとかやってこられました。ありがとうございます。

付き合いのあった衣装屋さんのご主人からは、「ごめん、悪いけどあっという間につぶれると思ってたよ」と言われたこともあるくらいで、中華街でいくつかあった写真館は全て潰れて、今やうちのお店だけになってしまいました。

 

 よくうちのスタッフと話すのですが、うちのお店はほかのお店とどこが違うんだろうと。

衣装も他と変わりないですし、何だったら潰れていったお店でうちよりも豪華な衣装を置いていたお店もありました。

値段の安さだけで残ったわけでもないと思います。

 

私が思う、決定的に他のお店と違うところ、それは、私どものような小さいお店だからこそできることですが、お客様お一人お一人をよく見ていること。そこではないかと思います。

お連れ様同士でお話されている内容も聞いていて、色や形のお好みや、記念日でお越しになったとかの情報を得ながら、衣装やポーズのオススメをさせていただいております。

 

 撮影プランのお客様ですと、接客させていただく時間も結構長くなりますので、お帰りになる頃にはお客様とお友達のようになっていることもよくあります(特に私はw)

 お越しになったお客様でとても印象に残っているお嬢さんがおられます。

その方は、とてもスタイルもよく美人さんなのに、カメラを向けるとすっと笑顔が消えてしまう方でした。

不思議に思って「どうして、その素敵な笑顔を消してしまうのですか?」とお聞きした所、

「昔撮ってもらったカメラマンから、君は笑わないほうがいいよと言われたので、ずっと笑わない写真ばかりで、写真写りがとても悪いんです、私」

というお答えが返ってきたのです。

そのカメラマンは良かれと思ってそういったのかもしれませんが、結果「写真写りがとても悪いんです」になってしまったとしたら、それは「良かれ」でも何でもありません。そのカメラマンの心ない一言が小さな「呪い」になってしまって、長年彼女の美しい笑顔を封印してしまっていたのですから。

その方のほかにも、「私は歯並びが悪いから」「私は怖い顔だから、怖い風に撮らなきゃだめなんです」「頬骨が高いから笑っちゃだめなんです」などなど、悲しい思い込みを持ったお客様がたくさんお越しになります。

その思い込みの多くは、誰かにかけられたタダの「呪い」であることがほとんどです。その呪いを解くためには、自分の顔や表情をよく知るしかない。

女の子はみんなきっと可愛くなれるはず。アプリで目を機械的に大きくしたりするんじゃなくて、そのままの自分でどう自分を演出できるのかを、もっとちゃんと知って欲しい。

そう思うからこそ、私ども笑顔変身写真館のスタッフはみな、お客様をとてもよく見ます。その方の一番素敵な表情や角度を見つけていただくために。

 私Lindaにも笑えなかった過去があります。写真を撮るのは好きでも写るのは大嫌いだった。その頃は今よりも若くて細くて「美人だった」かもしれないけど、今見ても全然楽しそうでも可愛くもない写真しか残っていません。

私と同じ轍を踏み続けなくていいように、一人でも多くの女の子をしてあげたい。

それが笑顔変身写真館を続けている理由の1つです。

 

「写真写りが良くない」「自分に自信が持てない」「もう年だから」

などなど、色んなお悩みがあるかと思いますが、笑顔変身写真館にいらしたら、素直にそのあたりをスタッフに話してみてください。

きっと、何か1つでも助けになることができるように、精いっぱい楽しく撮影させていただきますよ。