チャイナドレスの歴史 1

みなさん、こんにちは。笑顔変身写真館 代表のLindaです。

 

笑顔変身写真館では、チャイナドレスをメインに、中国の民族衣装や古装風の衣装なども取りそろえて、撮影や衣装のレンタルを行っております。
その衣装の起源や歴史に触れることで、衣装を着て楽しむことにさらなる楽しみが生まれると思うので、少しチャイナドレスの歴史についてお話ししたいと思います。

 

【チャイナドレスの起源】
中国最後の清王朝の宮殿衣装が元になっています。
中国語では旗袍(チイパオ)と呼ばれ、長袖で袖口が広がった豪華な刺繍と体の曲線を隠すようなゆったりとした服でした。
その頃の形をとどめていたのが1920年代のチャイナドレスです。
袖が喇叭(ラッパ)のような形をしてので「喇叭袖」と呼ばれ、袖の付け根より幅の広い袖口がその当時のチャイナドレスの特徴ででした。

今のような形のチャイナドレスになったのは1920年代以降と、まだ100年くらいしか経っていない衣装なのです。

1920年代~、チャイナドレスは襟が高く、袖口が小さく、スリットの位置も大胆に上がり、極端にタイトなデザインとなりました。
伝統を生かしつつ西洋的な要素がうまく融合され、ほぼ現在のチャイナドレスの形に。
西洋との通商が活発だった上海からこの流行は始まったようで、当時のファッションリーダーだった映画女優達がチャイナドレスの発展に大いに貢献したようです。
西洋のレース、プリーツ、ボタン、リボンなどがチャイナドレスに取り入れられるようになり、多くの女性に愛されるようになりました。
清代までの服装は女性の体型を隠すものでしたが、西洋文化の影響を受けたチャイナドレスは体の線をいかに美しく見せるかが重要になってきました。
纏足も法律で禁止され(実際に廃れるまでには20世紀半ばぐらいまでかかったそうですが)、ハイヒールも流行し、ミニスカートのような丈の短いチャイナドレスも流行し始めました。

1930年代以降は、上海などの都市部から徐々に内陸部にも広まるようになり、一般的な外出用の服装として国民に受け入れられるようになりました。

余談ですが、スリムなチャイナドレスが好まれるようになると、自身の体型にも理想を求める女性が増え、理想のスリーサイズとして「36-24-36」という数字が女性の間で広く語られるようになっていたそうです。
この数字はインチ表示でセンチに直すと「90cm、60cm、90cm」になります。それぞれバスト、ウエスト、ヒップのサイズになり、この理想のボディーラインに近づくためダイエットに励んでいたそうです。

かなりのボンキュッボンですねw 今も昔も美への探求心は変わりませんね。

 

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

もちろんほっそりした方に似合うチャイナですが、ポーズや写し方ですっきり見せる方法があります。
サイズだけでチャイナへの憧れを諦めないでいただきたくて、弊店では8XLサイズまでチャイナドレスをご用意しております。
ぜひトライしてみてくださいね^^

 

次回は、チャイナドレスの衰退から再興、現代のお話までお話ししたいと思います。